建築部 現場主任 中山圭一Keiichi Nakayama
人のぬくもりを感じるモノづくりが大好きだから、この仕事を離れることができない。
石橋組に入社したのは2021年8月。
実はずっと石橋組で働きたいなあと思っていたんです。
前職の八女の建設会社時代、石橋組とチームを組んだ現場もあって、仕事終わりに石橋社長と一緒にお酒を飲んだこともあったんです。
酒席の石橋組の方々を見ていて、雰囲気のいい会社だなあと感じて。
今だから言えますけど、こっそり「石橋組に入れてください」と頼んでいました(笑)。
やはり形として後世に残るモノを造っていくのは、建設業の魅力ですね。
自分が携わった建物を見ると、嬉しいものです。
モノづくりは面白いです。
専門学校卒業後、仕事は建築現場の施工管理(現場監督)一筋で約30年。
これまで100近くの現場を経験しましたが、建物はオンリーワンのものばかりで飽きることがありません。
現場監督はオーナーのイメージ、設計会社のイメージを、職人さんたちに伝えて、イメージ通りの建物に近づけていく。
決して予定通りということはなく、必ず何らかの障害が現れます。
その障害を乗り越えて、イメージ通りの建物ができたとき、現場監督としての充実感に包まれるんです。
現場で大切にしているのは、コミュニケーションです。
社会人になりたての22~23歳のころ、忘れられない失敗があるからです。
初めて現場監督を1人で任され、少々天狗になっていた私は「なぜ監督の指示通りになぜできない」と、年上の職人たちと対立。
怒った職人たちが1人も現場に出てこなくなったんです。
その時、会社の上司から言われた「和を以て貴しとなす」という聖徳太子の言葉は忘れることができません。
人々が互いに仲良く調和していくことが建築現場で最も大切なこと。
すぐに職人さんたちに謝り、何とか工事を完成まで持っていきました。
どんなに機械の技術が進化しても、建物は人と人が関わってつくり上げるものだと、経験を積んだ今なら断言できます。
私は人のぬくもりを感じるモノづくりが大好きだから、この仕事を離れることができないんです。